[アップデート]CloudFormationコンソール上でApplication Composerが利用できるようになりました

[アップデート]CloudFormationコンソール上でApplication Composerが利用できるようになりました

Clock Icon2024.03.29

こんにちは、つくぼし(tsukuboshi0755)です!

今までApplication ComposerコンソールとVScode拡張機能で利用可能だったApplication Composerが、以下のアップデートによりCloudFormationコンソール上でも利用できるようになりました。

以前から存在していたCloudFormationデザイナーの改良版として、今後はこちらの利用が推奨されていますね。

今回はCloudFormationコンソールにおけるApplication Composerの使い方及びアクセス方法について紹介します!

CloudFormationコンソールからの使い方

CloudFormationコンソール内に存在するApplication Composerをクリックすると、以下の通りCloudFormationコンソールモードとして表示されます。

このモードでは、通常のApplication Composerでは使用可能な一部の操作が制限されているようです。

例えば以下の通り、拡張コンポーネントのLambdaレイヤー及びLambda関数はこのモードでは使用する事ができないようです。(標準IaCコンポーネントのLambdaリソースは使用できます)

制限されている操作を実施したい場合は、CloudFormationコンソールモードを終了し、Application Composerコンソールに移動する必要があります。

例えばCloudFormationコンソールモードで以下のように、「キャンバス」タブでS3バケットとSNSトピックをリソースとして置いてみます。

以下のように「テンプレート」タブに切り替えると、配置したリソースに応じてテンプレートが自動生成されます。

このテンプレートをCloudFormationにエクスポートしたい場合は、右上の「テンプレートを作成」ボタンをクリックします。

ボタンをクリックすると以下の画面が表示されるので、テンプレートをエクスポートするための転送バケット名を指定し、「確認してCloudFormationに進む」ボタンをクリックします。

ボタンをクリックすると、以下の通り自動生成されたテンプレートが指定された状態で、スタック作成画面に移動します。

そのままスタック作成まで可能です。

CloudFormationコンソールからのアクセス方法

確認した所、CloudFormationコンソールからApplication Composerにアクセスする方法としては、現状以下3つがありました。

1. コンソール左ペインからのアクセス

CloudFormationコンソールの左ペインにある「Application Composer」をクリックする事で、新規のキャンバス/テンプレートを一から作成できます。

2. スタック作成画面からのアクセス

CloudFormationのスタック作成画面からもアクセスできます。

「テンプレートの準備完了」を選択し、テンプレートを事前に指定した上で「View in Application Composer」ボタンをクリックすると、使用するテンプレートのキャンバスを確認・更新できます。

「サンプルテンプレートを使用」でも、同じように使用するテンプレートのキャンバスを確認・更新可能です。

また「デザイナーでテンプレートを生成」を選択すると、「Create in Application Composer」ボタンをクリックする事で、新規のキャンバス/テンプレートを一から作成できます。

3. 作成済スタックからのアクセス

作成済スタックのテンプレートタブを選択し、「View in Application Composer」ボタンをクリックすると、既にデプロイされているスタックのキャンバスを確認・更新できます。

特にこちらのアクセス方法は、普段CloudFormationやSAMを使用している方はもちろんの事、CDKを使用している方にとっても有用なのではないでしょうか。

というのも、今までCDKでApplication Composerを利用する場合、CDKコードから読み込む事はできないため、一旦CloudFormationテンプレートに変換する手間が発生していました。

しかしCloudFormationコンソールの作成済スタックからアクセスする事で、変換の手間なくキャンバスを確認できるようになります!

最後に

今回は、CloudFormationコンソールにおけるApplication Composerの使い方及びアクセス方法について紹介しました。

CloudFormationコンソールにApplication Composerが統合された事で、コンソールを移動する手間なく、テンプレートをビジュアライズ化できるようになっています。

またCloudFormationやSAMはもちろんの事、CDKも裏側でCloudFormationを使用しているため、今回のアップデートでより簡単にスタックの構成を確認・更新できるようになったのは大きいですね。

いろんな場面で活用できる機能かと思いますので、ぜひ一度お試しください!

以上、つくぼし(tsukuboshi0755)でした!

Share this article

facebook logohatena logotwitter logo

© Classmethod, Inc. All rights reserved.